UQ WiMAXをはじめとしたモバイルWi-FiのWiMAXと、フレッツを始めとした光回線を、料金・速度・エリア・利便性などさまざまな角度から比較・評価。

エリアを比較【WiMAX2+編】
WiMAX2+のエリア
WiMAX2+のエリアは、サービス開始以来急速に拡大し、2015年始めには全国主要都市はもちろん、ある程度の人口がいる市区町村であればほぼカバーしている。
町外れになると、まだ従来のWiMAXしか繋がらない、といった場所も少しあるようだが、そういった所であっても間もなくWiMAX2+に対応することだろう。
ただ、少々ややこしいのが、下り最大220Mbpsの「ヤ倍速」を実現する「4×4MIMO」や「CA(キャリアアグリゲーション)」の対応エリアである。
まず「4×4MIMO」の方だが、これは安心して大丈夫。WiMAX2+の一部のエリアを除いて、ほとんどのエリアで利用することができる。対応端末である「Speed Wi-Fi NEXT WX01」を選べば、広い範囲で超高速通信を体感できるだろう。
一方「CA」は「4×4MIMO」と違い、対応エリアはまだ一部のみ。スタート当初は人口の多い市区町村の一角だけとなっており、現在は順次拡大しているところである。対応端末の「Speed Wi-Fi NEXT W01」を選ぶ場合は、「ヤ倍速」の恩恵を受けるには少々時間がかかりそうだ。
WiMAX2+のエリア外だけど、どうしても高速で通信したい!という時は、下り最大75MHzのau 4G LTEが使える「ハイスピードプラスエリアモード」を利用しよう。すでに実人口カバー率97%に達しているから、急に必要になったときでも安心して使える。ただオプション料金がかかるので、いざというときに使うのが良いかもしれない。
また、エリア内であっても注意しなければならないことがあり、それは電波が十分に入るかどうか。こればっかりは環境によるため難しい。まわりに大きな建物があるような場合は要注意だ。気になる場合は、WiMAXを15日間無料で試せるUQのサービス「Try WiMAXレンタル」を使って確認することをおすすめする。
光のエリア
普及し始めてからすでに何年も経った光回線。都市部はほぼ確実にエリア内。ちょっと外れた地域であっても、街の中心地などであればおおむねエリア内に入っているはずだ。
ただし、特にマンションやアパートの場合、エリア内であっても実際に光を利用できるかどうかは別の話。光の設備はあるのかどうか、設備が無い場合にその設置工事は可能なのか、確かめなければならないし、工事をするにあたっては、光の回線業者だけではなく、住宅の管理人(管理会社)とも話をする必要がある。
スムーズに契約が進めば良いが、そうでない場合はそれなりに大変であることは気をつけておきたい。もしかしたら、光の開通は無理、となる可能性もあることも想定しておこう。
両者を比較。エリアの広さを比べる
エリアの広さを、光とWiMAX2+のみを比べれば、今やほぼ互角といった印象。WiMAX2+の対応エリアが急速に追いついてきた形だ。
電波で通信するWiMAXは、地道にケーブルを引っ張る必要のある光回線よりも、エリアの拡大がしやすいのだろう。
au 4G LTEオプションも含めれば、WiMAX側の対応エリアはさらに広がる。その条件でWiMAXと光のエリアを比べてみれば、WiMAX側の方が若干上回る印象だ。
また、公式サイト上での対応エリアの表示方法にも、WiMAXと光で違いが見られる。
WiMAXのエリアは、UQの公式サイトを見れば、対応エリアを地図上に細かく表示する形でわかりやすく確認できる(表示はシミュレーションに基づくもの)。しかし光の方は、フレッツのサイトでもプロバイダのサイトでも、そういった表示は見当たらず、住所や電話番号などから検索しないとエリアに入っているか分からないようだ。ユーザーにとっては、地図でエリアが表示されたWiMAXの方がわかりやすいだろう。
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