速度制限なしの「Yahoo! BB Air」が登場。WiMAX2+との違いを比較してみる

※以下は古い情報です。現在はYahoo! BB Airは「Softbank Air」に変わり、サービス内容も一部変更されています。

7月1日より、地域限定でテスト販売が開始されている「Yahoo! BB Air」が話題となっている。

4G対応で最大110Mbpsの高速データ通信が可能で、なおかつ速度制限が無いという、WiMAXに似た特徴を持つのがポイント。 接続機器である「Airターミナル」にバッテリーが搭載されておらず、利用するときはコンセントに差す必要があるというのも特徴的だ。

こちらも固定回線代わりに使うことが想定されているようなので、今後WiMAXとの競争になることが予想される。

では、WiMAX(2+)とYahoo! BB Airをさまざまな観点から比較してみよう。

初期費用を比較

WiMAX2+の初期費用は、登録事務手数料の3,000円。

そしてYahoo! BB Airも、同じく登録事務手数料の3,000円であり、どちらも同じ。この部分について互角である。

結果:引き分け

月額料金を比較

WiMAX2+の月額料金は、主なプロバイダでだいたい3,700円ほど(Flat ツープラスの場合、割引期間中)。契約期間は短くて2年間。

Yahoo! BB Airの月額料金は「スタンダードプラン」なら月額3,980円。他にYahooの各種特典を楽しめる「プレミアムプラン」もあり、こちらは月額4,480円(いずれも割引適用後)。契約期間は2年間。

インターネット接続を利用するだけならYahoo! BB Airは「スタンダードプラン」で十分なので、それとWiMAX2+を比べてみると、WiMAX2+の方が300円ほど安い。差は小さいもののWiMAX2+の方がちょっとお得だということが分かる。

結果:僅差でWiMAX2+の勝ち

エリアを比較

WiMAX2+のエリアは主要都市を中心に拡大しているところだ。地方都市では現時点ではまだまだつながらない場所も多い。ただWiMAX2+のエリア外で高速通信を利用したいときはau 4G LTEで通信できる「ハイスピードプラスエリアモード」が選択肢としてはある。

一方、Yahoo! BB AirはSoftBankの4Gエリア(4G LTEではなく4G。AXGP回線)に対応。すでに全国政令指定都市人口カバー率100%。地方都市でも割と広い範囲でつながるようになっている。

結果:Yahoo! BB Airの勝ち

通信速度・安定性を比較

WiMAX2+の通信速度は、下り最大110Mbps。データ量上限による速度制限は現在のところはかかっていないが、契約から3年目以降はかかるようになる予定であり、また2015年4月から1GB/3日制限がかかる予定もある。

Yahoo! BB Airも同じく下り最大110Mbps。速度制限も無く使い放題だ。

最大速度については両者全く同じ値である。だが通信制限に関してはYahoo! BB Airに軍配が上がる。

そして気になるのは実効速度。Yahoo! BB Airが実際どのくらいの速度が出るのか?という点だが、こちらは電源必須で接続機器のサイズも大きく、アンテナ受信感度がモバイルルーターの1.6倍としている。それを考える限りここでもYahoo! BB Airの方に分がありそうに感じる。

結果:Yahoo! BB Airの勝ち

携帯性を比較

WiMAX2+の接続用機器は小さなデータ端末。バッテリー駆動で、最近登場した「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15」なら約10時間の連続通信が可能。手のひらサイズで持ち運びもラクラクだ。

Yahoo! BB Airの接続用機器「Airターミナル」はバッテリーが無いため、コンセントに差して使う必要がある。サイズも弁当箱ぐらいのサイズでちょっと大きめ。コンセントがある場所なら移動させて使うことができるため、光などの固定回線に比べれば携帯ができるというのはメリットになるが、モバイル通信に比べたら携帯性は低いと言える。

結果:WiMAX2+の勝ち

開通までの期間を比較

WiMAX2+を申し込んでから開通するまでは、店頭なら即日、ネットで申し込めばプロバイダにもよるが2日~1週間ほどの日数である。

Yahoo! BB Airは今のところ特定の店頭のみでテスト販売されているようだ。こちらも契約すれば即日使えるようになる。今後おそらくネットでも受け付けが始まることだろう。

どちらも工事不要ですぐにネットを楽しむことができる。勝敗は引き分けだろう。

結果:引き分け

総合結果と考察

総合結果はどちらも2勝2敗2引き分けという、良い勝負となった。

Yahoo! BB Airはなんといっても使い放題なのが魅力だ。WiMAX2+が失いつつあるメリットを受け継いだような形となっており、固定回線代わりに使うのに良い選択肢となりそうだ。特に現在ADSLを利用している方なら、これに乗り換えることで通信スピードがグンと上がるはずだ。

逆に固定回線代わりのポジションを失いつつあるWiMAX2+。今後通信制限がかかってしまうようになると、WiMAX2+は少々使いづらくなってしまうだろう。WiMAX2+には次の一手を期待したいところだ。

WiMAX2+のエリアは急速に拡大中であるし、通信速度も2014年中には220Mbps、将来的には1Gbpsを目指しているとのことだから、これまでとは違った差別化で乗り切っていくのかも知れない。

WiMAX2+がこの先生きのこるのか、そしてYahoo! BB Airが伸びていくのか、今後も目が離せない。


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